物理モデリングとシミュレーション
QTronicはメカトロニクスシステムのシミュレーションモデル構築をサポートします。
チャレンジ
メカトロニクス製品の開発においてシミュレーションはますます重要度を増しています。 今日、シミュレーション市場では油圧系、電気系、マルチボディダイナミックスなど専門領域におけるソリューションが非常に多く存在します。 しかしながらメカトロニクス設計においては、しばしば異なった、しかも特殊なツールが混在し、技術の習得に時間がかかったり、インテグレーションに困難を伴うことがあります。
一方、Simulinkのようなマルチドメインでブロック指向のシミュレーションシステムはまだ数多くの欠点があります。 スイッチングシステムに対応できないなど、ブロック指向モデリングはパラダイムに限界があるためです。
これらを解決するためにはマルチドメインで、能率がよく、また将来性があるシミュレーション環境が必要となります。
アイデア:モデリング言語 Modelica
Modelicaは1997年、Modelica Assocciation (www.modelica.org) によって策定されたオブジェクト指向の物理系モデリング言語です。 マルチドメインをコンセプトに、メカトロニクスシステムのモデリングに特化したサポートが提供されています。
開発過程での利点
- メカトロニクスのモデリングに使用するただひとつの言語となりうる(ソフトウェア分野のマーケットリーダーであるMatlab/Simulinkは例外)。複数のシミュレーション言語やツールをひとつに置き換えることで、技術の習得やツールのインテグレーションといった負担が軽減されます。
- 再利用: Modelicaはモデルやコンポーネントの再利用を積極的に支援します。再利用は、実際のモデル作成にあたり部分的に作成工数を劇的に削減することができます。
- メンテナビリティ(保守性): Modelicaではメカトロニック設計の部分的な変更を行うと、関連するすべてが自動的に修正されます。これはブロック指向の言語と比較するとModelicaの決定的な利点であり、モデルのメンテナンスを非常に容易にします。

